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Oct 2012
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大阪・乙画廊の特別企画による、メランコリーをテーマにしたグループ展に参加させて頂きます。新作3点および既発表作2点を展示させて頂く予定です。

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メランコリック・マニア-聖なる狂気-

10月26日(金)〜11月3日(土)

11:00~18:00(土曜17:00まで)・日曜休

 

乙画廊

大阪市北区西天満2-8-1 大江ビルヂング101  >>MAP
06-6311-3322
b-mitsou@kc5.so-net.ne.jp

 

 

【参加作家】

岩澤 慶典 ・桑原 聖美・界賀 邑里・榮真菜・

菅野 まり子・タムラノボル・月夜乃散歩・
中嶋 清八・
中原 千尋・中村 鱗・中村 趫・
根橋 洋 一・古川 沙織・森 馨

 

 

◯メランコリア礼賛あるいは天才の証○

霊は憂鬱を好む。即ち憂鬱は霊を誘き寄せる。1970年代「コックリさん」が大流行の頃、憂い怖がりながら霊を呼んだのは正解であり脅威である。
しかし歴史的にも病的で思い悩む気持ちが、しばしば高貴で崇高な哲学、藝術を生むと言う事実は人類が文化を高めるのに大いに貢献している。それは『退廃』と『堕落』が、前者は才能がある人に使われる形容で、後者はその逆であり、前者が、歴史的にしばしば登場し、幾多の藝術を生んで来た事に相似する。
病気としてのメランコリア(双極性障害)の症状は挙動不審、愚行、必要以上の恐怖心、妄想、幻覚であるが、やはり、古代ギリシャ、古代ローマから、これが「聖なる狂気」(マニア)の出現の必須条件であり、哲学者・政治家・詩人・芸術家ら偉大な人物の多くがなぜ憂鬱質であったかを説明している。これは後の18世紀や19世紀の天才に対する観念に意向した。
さて、今展では先に述べたコックリさんよろしく霊を呼び寄せている風景を描いた、偉大なデューラーの「メランコリア 1」から着想を得た特別企画展である。作家各人が解釈した優美で華麗なエッセンスを披露出来るはずである。
是非、乙画廊テイストの「聖なる狂気」を感じて頂きたい。

乙画廊 廊主

 

 

菅野まり子出品作品-1
「現代的ドヴィーズIII 種を蒔いたが摘み取れない」
キャンヴァス、アクリル、顔料、和紙、油彩/60.6x41.0cm/2012

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菅野まり子出品作品-2
「時告げ鳥」
パネル、キャンヴァス地、アクリル、顔料、和紙、油彩/27.3x22.0cm/2012

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菅野まり子出品作品-3
「古い病」
キャンヴァス、アクリル、顔料、和紙、油彩/27.3x22.0cm/2012

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菅野まり子出品作品-4
「若木たち」
キャンヴァス、アクリル、顔料、和紙、油彩/33.3x24.2cm/2012

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菅野まり子出品作品-5
「次の一手」
キャンヴァス、アクリル、顔料、和紙、油彩/22.7x15.8m/2011



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